■元フランス代表FWの存在感
このゴールには、家長、瀬古、マルシーニョの3人以外にも存在感を見せた選手がいた。それは、元フランス代表FWゴミス。加入後、これが2試合目となるゴミスは、前半から力強いボールキープを見せてチームの攻撃を支えていた。
そしてこの場面では、最初こそ相手の最終ライン中央でラインブレイクの動きを見せていたが、家長がクロスを上げるや、マイナス方向に。それに意識を取られている相手DFをしり目に、瀬古が前のスペースへと走り込んだのだ。
また、マルシーニョが中に入る時間も多くなる戦い方をしていることもあっての得点であり、川崎にとって新しい攻撃の形が垣間見えるようなプレーだった。
このバイシクルシュートが決勝弾となって、川崎は1-0で勝利。アジアの大会を、白星発進することに成功したのだった。