川崎フロンターレが敵地で迎えたACL(AFCチャンピオンズリーグ)グループステージ第1戦を1-0で制して、白星発信を切った。国内でリーグ戦21試合20勝1分と“無双“していたジョホールを下し、グループステージ突破に向けて白星発進を見せた。
試合前に激しい雷雨が街を襲ったジョホール。その後の激戦をまさに予想するかのような雨量と雷鳴は試合開始直前に収まったものの、ピッチはかなり水を含んだ状態でスタート。
試合は、序盤から一進一退の攻防に。川崎はゴミス、マルシーニョ、家長昭博の前線の選手が中心となって攻め込むと、ホームチームはスピードのある選手や個の力を武器にゴールに迫ろうとする。
そんな中で均衡を破ったのはアウェイチームだった。前半45分、右サイドからのクロスをゴール前で瀬古樹が競る。頭に当たって山なりになったボールを、マルシーニョがバイシクルシュート。豪快な一撃でゴールネットを揺らす。
後半、追加点を狙う川崎はマルシーニョや瀬古が決定的なチャンスを迎えるが、スコアを動かすには至らない。対するジョホールはやはりスピードを生かした攻めでゴールを伺うも、スピードで対抗する大南拓磨やチョン・ソンリョンらが体を張った守備で対応。さらに終盤には3バックにしてゴール前を固める。
ホームチームを後押しする大きな声援が鳴り響くスタジアムだったが、川崎は見事に守り切って1-0で完封勝利。ACLで白星発進となった。