9月9日、浦和レッズは埼玉スタジアムに京都サンガを迎えて対戦。J1リーグ第27節として行われたこの試合は0-0で引き分けに終わった。
ACL初戦を前に勝利で勢い付けたかった浦和だったが、この試合はスコアレスドロー。ゴールネットを揺らすことができなかった。
しかし、決定機を迎えた場面もあった。しかも、そのうちの一つに疑問の声が続々と上がっているのだ。
それは、後半30分の場面だ。最終ラインまで落ちていた岩尾憲がボールを持つと、前線にロングボールを蹴る。これは闇雲に蹴ったものではなく、前線で駆け引きしていたFWブライアン・リンセンを狙ったものだった。
後半途中からピッチに入ったオランダ人FWは、このパスにうまく反応して抜け出しペナルティエリア内で相手GKと1対1を迎える。そして、シュートを蹴ろうとした瞬間だ。戻ってきた京都のDFが後ろからリンセンを強く引っ張り、そして、倒してしまう。
当然、リンセンはシュートを打つことができず、ボールは転がってしまう。リンセンはボールのこぼれを何とか蹴り込もうとするが、すでに間合いが詰まっており、相手GKに当たってゴールネット揺らすことができなかった。