サッカー日本代表がドイツ代表を撃破した。完全アウェイのフォルクスワーゲン・アレナで行われたこの試合を4-1で制して、カタールワールドカップでの対戦に続いて連勝を飾った。この試合での、田中碧の得点後の行動が話題になっている。
ベンチスタートとなった田中がピッチに立ったのは後半29分のことだった。4-2-3-1でスタートした日本代表は途中で3バックに変更しており、その中で田中は中央で遠藤航とボランチを組んだ。
その田中が得点を決めたのは後半アディショナルタイムのこと。すでに2点差としていたこの時間帯、右サイドでボールを持った久保建英が相手と対峙しながらも左足でのクロスをゴール前に送る。これに頭で合わせたのが田中で、首を振ると地面に叩きつけられたボールがゴールに吸い込まれていったのだ。
ゴールネットを揺らすや、田中は指を天指しながらベンチ方向に。多くの選手の祝福を受けた。その時のことだ。田中は、アシストした久保に対して後ろから抱きかかえるようにして喜びを共有。久保は冷静な対応を見せたものの、田中はそれでもかまわず久保を強く振り、感謝を伝えた。嬉しさの感情をむき出しにした行動を久保に対して見せたのだ。