現地時間9月9日、サッカー日本代表はフォルクスワーゲン・アレーナでドイツ代表と対戦。4-1で快勝した。
大量得点の口火を切ったのが伊東純也で、前半11分の場面だった。このとき、ボールを持っていたのが右SBで先発出場した菅原由勢で、相手選手につかれながらも縦に勝負に出る。そしてニコ・シュロッターベックが食らいついたにもかかわらず中にボールを入れて見せる。
クロスはゴールライン際を進む軌道を取るが、そこに走り込んだのが伊東だった。ゴール右のニアに入った伊東が右足を必死に伸ばして当てると、相手DFに当たりながらもゴールに吸い込まれたのである。
伊東の執念が実ったかのようなゴールだが、そのニアに入る際に見事な駆け引きを制していた。ボックス内のやや左に最初は位置していたのだが、そこから離れて徐々に右に移動。
そして、アントニオ・リュディガーから見て斜め後ろに立つと、クロスに合わせて瞬間的に加速。背後から見事にニアを取って見せた。その直前、リュディガーも伊東を確認しているのだが、その駆け引きを制したのは伊東。レアル・マドリードに所属するDFもお手上げの先制ゴールだった。