現地時間の9月2日、ラ・リーガ第4節が各地で行われた。サッカー日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダはホームにグラナタを迎えて対戦し、久保の2得点もあって5−3で勝利したのだが、その2点目に対する称賛の声が止まらない。
今季、久保は絶好調の状態を保っている。開幕戦でゴールを決めると、その後もチームの攻撃をけん引。そんな中で、グラナダ戦を前にした週の最初の4日間の練習を右足大腿四頭筋の違和感で欠席したことで出場が危ぶまれたものの、1日の練習から復帰。そしてこの試合にも先発出場した。
久保は違和感の影響を見せず、なんと、前半9分に先制点を記録。スルーパスに抜け出してゴール右隅を射抜くゴールを見せてチームに勢いを与えていた。
ところがチームは、前半35分にオウンゴールで失点して同点になってしまう。それでも再びリードを奪うゴールを決めたのが久保だった。前半44分のことだ。
久保は相手陣内の右サイドでボールを受けると、ペナルティエリアに向かってドリブルを開始。相手DFをジワジワと下げながら、ボックスの中に入る。
そして左足でボールを左に置くと、素早く左足を振り抜く。ボールはゴール左上の隅に吸い込まれるように弧の軌道を描く。相手GKも手を伸ばすが、それも意味を成さない形でゴールネットを揺らしたのである。右斜め45度からの鮮やかな一撃だった。