画像・写真:PHOTOギャラリー【明治安田J1リーグ 第2節 横浜F・マリノスvs浦和レッズ 2023年2月25日 14:03キックオフ】 原壮史 J1 横浜F・マリノス 浦和レッズ Jリーグ 2023.02.25 浦和は中盤で西村拓真に簡単にボールを入れさせないよう試みた。岩尾憲がアンカーとして全体のバランスをコントロールしながら常にプレッシャーも与えるという難しい役割をこなした。 横浜F・マリノスvs浦和レッズ(20230225)撮影/原壮史 しかし、マリノスは渡辺皓太が中盤で、そして角田涼太朗が最終ラインでボール保持時に抜群の落ち着きを見せ、プレスに動じることなく次の展開を生んだ。 横浜F・マリノスvs浦和レッズ(20230225)撮影/原壮史 特に、ボールの動きを活かしながら身体の向きを変えて相手をいなす渡辺のプレーに浦和の中盤は後手を踏み、やりたいことができなくなった。 横浜F・マリノスvs浦和レッズ(20230225)撮影/原壮史 結果、西村を監視下に置き続けることは出来なくなり、スペースを提供。最終的に2アシストを許してしまった。 横浜F・マリノスvs浦和レッズ(20230225)撮影/原壮史 浦和は後半開始から興梠慎三を投入し、攻撃面に変更を加えることで流れを変えようとした。 横浜F・マリノスvs浦和レッズ(20230225)撮影/原壮史 しかし、マリノスは畠中槙之輔の対人守備や角田の好ポジショニングで浦和のフィニッシュよりも手前で芽を摘んでみせる。攻撃だけでなく、守備でも個人・チームともに堂々たる強さを発揮している。 横浜F・マリノスvs浦和レッズ(20230225)撮影/原壮史 攻撃的なウイングのエウベルやヤン・マテウスも浦和のビルドアップに対して守備に加わり、局面での数的優位を作り出す。ケヴィン・マスカット監督は「行く・行かないの判断はとても大事だが、どちらを選ぶのかといえば、リスクを負ってでも攻撃的な守備を選択する。前からプレスに行くことが大事で、それをチーム全体でできた試合だった」と試合を振り返った。 横浜F・マリノスvs浦和レッズ(20230225)撮影/原壮史 浦和は最後までゴールが遠く、目指しているものがピッチ上でなかなか表現できない苦しい2連敗となってしまった。 横浜F・マリノスvs浦和レッズ(20230225)撮影/原壮史 マリノスの戦い方は研究されているが、それでも抑えきることができない強さを見せている。中央でもサイドでも、最前線でも最後方でも流動的にボールを動かすことができ、さらに守備でも試合を通して意思統一されている。この強さは、1つ2つ対策されたとしても簡単には崩れない。王者を止めることができるチームは表れるのだろうか。 横浜F・マリノスvs浦和レッズ(20230225)撮影/原壮史 関連記事 「ゴイゴイスーだと思ってた…」湘南FW町野修斗のゴールパフォーマンスを「一発ギャグ」との勘違い続出! 本人も「やめます。シンプルが1番」と断言した“初披露パフォ” 写真の記事へ戻る