画像・写真:「前半で5-0にできた」先制ゴールの川崎MF6番は豪語も…キャプテン脇坂泰斗は厳しい表情!「サポーターの力を借りながら逆転したい」柏闘将が語ったホームへの期待【川崎フロンターレvs柏レイソル】激闘PHOTOギャラリー 原壮史 J1 柏レイソル 川崎フロンターレ Jリーグ 2025.10.10 9月28日に行われたリーグ戦では、シーソーゲームの末に4-4というド派手な引き分け。攻撃の質の高さを見せている両チームが、ルヴァン杯決勝への切符をかけて再び激突した。 試合はキックオフ直後、川崎にアクシデントが発生。左サイドでボールを前に進めた三浦颯太がハムストリング付近を押さえて座り込んでしまい、そのまま交代となった。 しかし、それで川崎が乱れることはなかった。河原創と山本悠樹が柏の中盤にボール保持を許さず、作り直そうとすればエリソンが勢いよく寄せる、という形を絶やさずに柏の良さを出させないことに成功し、主導権を握った。 (20251008)撮影/原壮史(Sony α1使用) 川崎は長いボールでエリソンとマルシーニョの個を活用しながらボールを持ち、高い位置で順調に柏を揺さぶる。10分には山本悠樹のシュートが相手に当たると、急激なドライブがかかってゴールネットを揺らした。 その後も川崎ペースが続き、再三チャンスを作り出すと、23分にファンウェルメスケルケン際のシュートが決まって2-0に。 (20251008)撮影/原壮史(Sony α1使用) 2点差になっても構図は変わらず、川崎が「前半で5-0にできたと思う」(試合後、山本)という圧倒ぶりで45分を終えた。(20251008)撮影/原壮史(Sony α1使用) 柏はハーフタイムに3人を交代。戸嶋祥郎と山田雄士が自陣でのボール保持をサポートするようになると、小泉佳穂、小屋松知哉、山之内佑成が高い位置でボールに関与して川崎から主導権を奪った。(20251008)撮影/原壮史(Sony α1使用) 前半とは力関係が完全に逆転し、62分には小泉にゴールが生まれて1点差に。柏は攻撃を緩めることなく押し込み続け、同点になる場面を何度も作り出した。(20251008)撮影/原壮史(Sony α1使用) 川崎はゴール前でなんとかこらえ続け、75分に3枚替えで変化を狙う。すると85分、柏のビルドアップを大島僚太がプレスで阻止することに成功。こぼれたボールはロマリッチから宮城天へと渡り、最後は伊藤達哉がゴール。苦しい時間を耐え続けた川崎が、再び差を2点にしてみせた。(20251008)撮影/原壮史(Sony α1使用) ところが、またしても川崎にアクシデントが。そのプレーで大島が倒れ込んでしまう。試合再開の場面ではなんとかプレーに戻ったものの、すぐにプレー続行不可能となり、担架でピッチを去ることになってしまった。交代枠を使い切っていた川崎は10人で戦うことになり、再び柏の猛攻を浴びることになった。(20251008)撮影/原壮史(Sony α1使用) それでも、全員でどうにかしのぎ、スコアを保ったまま試合終了を迎えることに成功。川崎が2点リードで1戦目を終えた。 苦しい展開の中で2点差という結果を得た、という安堵はあったものの、「このままでは(2戦目は)圧倒されてしまう」(佐々木旭)と、選手たちは柏の強さを改めて痛感。キャプテンの脇坂泰斗は試合後のサポーターへの挨拶の場面で厳しい表情を崩さなかった。(20251008)撮影/原壮史(Sony α1使用) 追いかける柏だが、2点差がセーフティリードでないことは、この日の後半を見るだけでも明らか。今シーズンの躍進ぶりをタイトル獲得という形で残したい、という強い思いがサポーターに共有されており、次のホーム・日立台は特別な雰囲気に包まれるだろう。 リカルド・ロドリゲス監督も「ホームでサポーターの力を借りながら逆転したい」と、その力の大きさへの期待を口にした。 運命の2戦目は、12日の16時キックオフとなっている。(20251008)撮影/原壮史(Sony α1使用) 写真の記事へ戻る