画像・写真:「悪くない“オーケーゲーム”」司令塔サミュエル・グスタフソンが振り返るも…対照的だった両サポーターの反応【東京ヴェルディvs浦和レッズ】激闘PHOTOギャラリー 原壮史 J1 東京ヴェルディ 浦和レッズ Jリーグ 2025.09.29 序盤は浦和が順調にボールを握った。左サイドのマテウス・サヴィオ(写真右)、中央の中島翔哉、右サイドの金子拓郎、と2列目に「個」でゴールに迫ることができる選手を並べた浦和は、次々と仕掛けて立て続けにコーナーキックを獲得する。(20250927)撮影/原壮史(Sony α1使用) 序盤の猛攻を耐えたヴェルディは、引き続き守備に追われながらも、ボールホルダーへのプレッシャーを欠かさずに決定機までは進ませない。クリアでは大きくはっきりしたボールを最前線の染野唯月へ蹴り、浦和を押し戻して体制を立て直した。(20250927)撮影/原壮史(Sony α1使用) 得点の気配が薄れて前半が終わると、後半はヴェルディの攻撃機会も増加。左サイドの新井悠太(写真右)が突破口となってゴールを目指す。(20250927)撮影/原壮史(Sony α1使用) しかし、浦和もボールホルダーにはしっかり当たり、決定機までは進ませない。(20250927)撮影/原壮史(Sony α1使用) 選手交代でも流れは変わらず。浦和はアタッキングサードでヴェルディのプレッシャーを上回ることができず、戻してやり直すが、最後は苦しい状況でのクロスになってしまい、ネットは揺れない。(20250927)撮影/原壮史(Sony α1使用) ヴェルディも前線の強さが発揮されないまま時間が経過していった。(20250927)撮影/原壮史(Sony α1使用) 終盤はともにシュート意欲を高めたが、結局最後までゴールは生まれず。キャプテン森田晃樹は天を仰いだ。(20250927)撮影/原壮史(Sony α1使用) そして城福浩監督も顔を覆った。試合は、互いに頭を抱える0ー0となった。(20250927)撮影/原壮史(Sony α1使用) しかし、勝ち点1を分け合ったスコアレスドローは、それぞれのチームにとっての意味合いは大きく異なった。そのため、試合後の両サポーターは対照的に。 ヴェルディは残留へ向けて大きな積み上げ(翌日にマリノスと横浜FCがともに勝利しても残り6試合で5ポイント差)となり、サポーターはすべての試合で勝利を目指すことで残留をつかみ取ろうと選手たちを鼓舞した。 一方、浦和はカップを2つ逃した後、大逆転のリーグ優勝を信じてすべてを懸けたはずの9月の4試合を0ゴールのままで終了。「全体的に見れば悪くない“オーケーゲーム”だった」(サミュエル・グスタフソン)という振り返り通り、この1試合だけを見れば悪いとは言えないものではあったが、サポーターが求めていたものは違った。意地を見せられなかったチームに、サポーターは拍手もブーイングもせず、ただひたすら沈黙で見送った。(20250927)撮影/原壮史(Sony α1使用) 写真の記事へ戻る