画像・写真:松尾佑介の「カウンター弾」などで浦和がアウェイ初白星、最大の勝因は「トップ下」渡邊凌磨と現役スウェーデン代表の「共存」にアリ【FC町田ゼルビアvs浦和レッズ】PHOTOギャラリー 原壮史 J1 FC町田ゼルビア 浦和レッズ 2025.04.14 雨の国立で行われた試合は、浦和がふだんよりも高い位置でボールを動かし、積極的な戦いを披露する展開。その勢いの良さを支えるキーマンとなっていたのは渡邊凌磨(写真右)。今シーズンは主にダブルボランチの一角としてプレーしてきたが、この日はポジションを1つ上げ、2列目・トップ下での起用となった。前半を通して、ゴールに近い位置で持ち前の推進力とシュート力を発揮するだけでなく、守備でも1トップの松尾佑介とともにピッチ中央へのパスコースを消し、浦和がペースを握ることに貢献した。(20250413)撮影/原壮史(Sony α1使用) 渡邊がトップ下に移ったことで、中盤ではサミュエル・グスタフソン(写真左)の存在感が増すことに。最終ラインがボールを持つ時間が減り、代わりにその1つ前でグスタフソンがゲームをコントロールする場面が目立つようになった。(20250413)撮影/原壮史(Sony α1使用) 15分には、デザインされたコーナーキックからマリウス・ホイブラーテン(写真中央)が左アウトでの「技アリ」シュートを決めて先制。(20250413)撮影/原壮史(Sony α1使用) その後も浦和はペースを落とさず。1トップの松尾佑介(写真)を中心に、町田の最終ラインを突く形を狙い、追加点に近づいていく。(20250413)撮影/原壮史(Sony α1使用) 38分にはその狙い通りに松尾が抜け出して、2点差に。(20250413)撮影/原壮史(Sony α1使用) マテウス・サヴィオ(写真左)と金子拓郎の両翼だけでなく、中央でも縦への攻撃を成功させた浦和が、今シーズン最高の内容で前半を終えた。(20250413)撮影/原壮史(Sony α1使用) 後半は町田が猛反撃。浦和は松尾や渡邊ら前線の選手も深い位置までボールホルダーを追い、エリア内の守備で数的優位を維持。攻撃を受け続けながらも、隙を与えずに粘り強く守った(写真左は相馬勇紀)。(20250413)撮影/原壮史(Sony α1使用) 守備の安定がメインとなり、なかなか良い形での攻撃に転じることはできなかったが、東京にビルドアップの余裕は与えない。運動量豊富に局面を戦いに行く姿勢を貫きながら無失点を継続した。(20250413)撮影/原壮史(Sony α1使用) 西川周作(写真左)の好守も光り、完封で勝利した浦和。渡邊とグスタフソンの共存がかなったこの一戦が転換点になる可能性は十分にありそうだ。次戦の相手は好調の2位・京都。戦い方が確立されている難敵に連勝し、上昇気流に乗ることができるか。(20250413)撮影/原壮史(Sony α1使用) 関連記事 試合結果を象徴する「崩れ落ちた」汰木康也の“執念”と「取り消された」綱島悠斗の“2枚目”、試合後に城福浩監督が挙げた「課題」【東京ヴェルディvsヴィッセル神戸】PHOTOギャラリー 写真の記事へ戻る