8月19日、J1リーグ第24節が行われ、エディオンスタジアム広島での一戦は、天の取り合いの末にサンフレッチェ広島が3−2で川崎フロンターレに勝利した。その中でチーム2点目となったマルコス・ジュニオールの新天地デビュー弾が反響を呼んでいる。
センセーショナルな一撃だった。今夏、横浜F・マリノスから完全移籍で広島に加わり、8月14日に入団会見を行ったばかりのブラジル人アタッカー。前半を1−1で折り返した後の後半開始から背番号10の紫色のユニフォームに袖を通して新天地デビューを飾った。
迎えた後半15分だった。左サイドからの攻撃を一度は防がれるも、すぐさま前線からのプレスで即時奪回に成功し、満田誠からのパスをペナルティーエリアの外で受ける。マルコス・ジュニオールの周囲には3人のDFがいたが、右足アウトサイドでの巧みなターンで翻弄すると、さらに華麗なダブルタッチでボックス内に侵入し、わずかなコースを狙って右足一閃。鋭いシュートをゴール右サイドネットに突き刺した。
新天地デビューから15分でいきなり結果を残した背番号10の姿にチームメイトも興奮し、すぐさまピッチ上に歓喜の輪が生まれる。そして記者会見での公約通り、選手全員での“かめはめ波”パフォーマンスを披露し、スタジアムを大興奮に包み込んだ。