リバプールへと移籍した日本代表MF遠藤航が、ユルゲン・クロップ監督との初対面を果たした。短い時間ながら熱い思いが凝縮された対話に、感動の声が広がっている。
遠藤が夢を実現させた。憧れのプレミアリーグ、しかもイングランドでも屈指の名門への移籍を果たしたのだ。
一方で、リバプールのファンの中には懐疑的な見方もある。獲得を狙っていたモイセス・カイセドはチェルシーにさらわれるなど、リバプールは優先順位の高い選手を獲得できなかった。遠藤がすでに30歳と、決して若くないことへの不安の声もある。
だが、そんな雑音を一気に吹き飛ばす動画が公開された。リバプールがSNSに投稿した、遠藤とクロップ監督の初対面のシーンだ。
ロッカールームにいる遠藤に、クロップ監督が歩み寄る。「会えてうれしいよ」と声をかけたクロップ監督は、すぐさま熱いハグで遠藤を祝福した。
クロップ監督のビッグスマイルに誘われたように、遠藤の顔にも笑みが広がる。新戦力の緊張を解きほぐすと、指揮官は語りかける。
「我々は君を必要としている。本当に必要なんだ」
「君のハート、脚、それにフットボールの能力、そしてサッカー脳。君の情熱も必要としている」
話を聞く間、遠藤はずっと笑顔だった。