「この9秒だけでも泣きそう」札幌移籍の高木駿が雨に濡れながらチームバスへ旗を振る映像にファン感動!「電車の中で泣いちゃった」「思いが詰まってる」などの声の画像
大分トリニータ 撮影:中地拓也

 8月16日、大分トリニータ高木駿北海道コンサドーレ札幌へ完全移籍することが発表された。その高木の感動的な映像が公開され、ファンから多くの反響が寄せられている。

 現在34歳の高木は神奈川県川崎市出身。東京ヴェルディの下部組織で育つと明治大学へ進学し、2012年に川崎フロンターレでプロのスタートを切った。しかし出場機会は訪れず、2014年にJ2のジェフユナイテッド千葉へ武者修行に出る。その千葉ではチャンスを掴み翌年もレギュラーとして活躍。2016年に川崎へ復帰したが、2試合の出場に留まった。

 2017年、出番を求めた高木が新天地に選んだのが大分トリニータだった。大分では徐々に出番を掴み2018年には先発に定着。2021年はチームキャプテンに就任するなど、存在感を放っていた。

 大分に在籍して6年半、ファン・サポーターから愛されたGKは最後の最後まで、チームへの気持ちが見られた。それが感じられるシーンこそ、下平隆宏監督が投稿した9秒の動画だ。

 そこにはアウェイの試合へ出発するチームバスに向かって、旗を振り続ける高木が映っていた。バスの中から撮られた映像では、激しい雨が降っているのが確認できる。しかし“漢”は雨をものともせず、トリニータの青い旗を大きく振ってチームを見送った。

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