J3のY.S.C.C.横浜がクラブの公式ツイッターを更新し、J1湘南ベルマーレへの完全移籍が決まった福田翔生の“惜別メッセージ”を公開して反響を呼んでいる。
福岡県出身の福田は現在22歳。地元の名門・東福岡高校から2019年に当時JFLだったFC今治に入団するも、主力には定着できずにJ3での3年間で計33試合に出場してノーゴールだった。だが、今季加入したY.S.C.C.横浜では開幕戦から2トップの一角として活躍し、8月12日の第22節まで21試合に出場して得点ランク3位の11得点を決める活躍を披露した。
そして「2階級特進」での個人昇格が決まった直後、クラブの公式ツイッターが「福田翔生からサポーターの皆様へ」と題し、「チームのために走り続ける姿と明るいキャラクターで多くの方に勇気を与えてくれました。これからも翔生らしく勇敢なプレーと素敵な笑顔で更なる飛躍をしていくことを願っています!頑張れ翔生!!」とエールを送るとともに、福田からの“お別れメッセージ”動画を公開した。
この動画内で福田は、冒頭から目を真っ赤に腫らし、涙声で「本当にお世話になりました」と言葉を絞り出すと、「苦しい時期が多くて…」と自身のキャリアを振り返りながら、Y.S.C.C.横浜でプレーした半年間に「やっと自分らしくなれて、本当に感謝しかないです。今まで本当にありがとうございました」と深謝。そして「これからもよろしくお願いします」と何度も頭を下げている。その後、練習場でチームメイトたちとハグ、ハイタッチを繰り返しているシーンも公開された。