J1の名古屋グランパスは8月4日、SNSを更新した。国立競技場での熱戦前日のカリスマOB登場に、ファンのボルテージが上がっている。
8月5日のJ1第22節アルビレックス新潟戦は、「鯱の大祭典」となる。国立競技場で開催され、来場者全員に記念ユニフォームレプリカがプレゼントされる。さらには愛知県豊橋市出身の松平健が来場するなど、豪華な一日となる。
名古屋でプレーした玉田圭司氏らが来場してのトークショーも行われるが、さらに特別なOBも参加する。選手と監督としてタイトルをクラブにもたらしたドラガン・ストイコビッチ氏が来場するのだ。
1994年に名古屋に加わり、背番号10をまとってチームの主役として君臨。1995年と1999年には天皇杯を制する原動力となった。
2001年に名古屋で引退したが、2008には監督として愛するクラブに戻ってきた。監督就任3年目となる2010年には、ついにチームを悲願のリーグ初制覇へと導いた。まさに名古屋のレジェンドである。
そのヒーローが、10年ぶりに日本にやってくる。鯱の大祭典に参戦し、VIPラウンジでのファンとのふれあいも予定されている。
愛するクラブの大事な一戦に向け、ストイコビッチ氏も気持ちが高まる。試合前日の4日には、クラブのSNSでメッセージ動画が公開された。
ストイコビッチ氏は「皆さん、コンニチハ。ピクシーです」と、日本語で話し出す。「あのスタジアムは、私にとって特別な場所です」と天皇杯優勝などを回想し、「スタジアムでお会いしましょう」と来場を呼び掛けた。