「もっと自分のできることはあった」川崎・尾川丈がトップチーム出場で感じた悔しさ。一方で、「ゲームとか、テレビで見てる選手たちとサッカーできた」と笑わせるの画像
バイエルン・ミュンヘン戦に出場した川崎フロンターレの尾川丈 撮影:中地拓也

 川崎フロンターレU-18所属の現役高校生、尾川丈がバイエルンミュンヘン戦のピッチに立った。

「いや正直、ふだんゲームとか、テレビで見てる選手たちとサッカーできたので。不思議な感じでした」と口にして報道陣を笑わせた尾川は、7月29日に国立競技場で行われたバイエルン戦に86分から出場。そのバイエルンのほとんどの選手の名前は知っていたとのことで、特に「ゴレツカ選手とか、キム・ミンジェ選手とか、ザネ選手とか」といった選手の名前を例示して「すごかったです(笑)」と笑顔になった。

 なおゴレツカについてはそのサイズ感に迫力を感じたという。

「みんなすごかったですけど、最後、自分が入って、ゴレツカ選手とかデカくて。すごい迫力が、すごかったです。ちょっと当たっただけでも、結構痛かったです(笑)」

 なお尾川が所属する川崎U―18はクラブユース選手権を戦っていたが、7月27日にラウンド16でFC東京U―18と対戦して1-2で敗戦。大会を去ることで結果的にこのバイエルン戦でベンチ入りすることとなった。ちなみにこのめぐり合わせについて尾川は「こんな大舞台で出させてもらってすごい感謝しています」としつつ「クラブユースに優勝したいという思いの方が強かったので。急遽こちらに呼ばれたので」とまさかのベンチ入りだった裏事情を明かしている。

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