■「もっともっと自分のできることはあった」

 なお、尾川は4分間+アディショナルタイムの3分間あまりの出場時間だったが、もっとできることはあったのではないかと反省していた。

「短い時間の中で、もっともっと自分のできることはあったので、もっともっとアピールというか、自分の持ち味ってのをもっともっと出していければよかったかなと思います」

 ちなみに尾川の「できること」はゴールに関わるプレーだとのことだった。

 いずれにしても、尾川は今回のこの経験はかなり貴重なもの。川崎U―18に戻る尾川が身をもって体験したこれらの基準をチームメイトにうまく伝えてほしいところ。そしてその結果がどうチームに影響を及ぼしていくのか、注目していきたい。

(取材・文/江藤高志)

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