女子ワールドカップに出場しているなでしこジャパンMFと、J1川崎フロンターレとのつながりが明らかになった。ファンからは驚きと歓喜の声が上がっている。
オーストラリアとニュージーランドで共催されている女子W杯に出場している日本代表は、グループステージ第2戦となるコスタリカ代表戦に2-0で勝利。ザンビア代表相手の5-0に続く快勝で、最終戦の結果を待たずして決勝トーナメント進出を決めた。
コスタリカ戦で輝いたひとりが、19歳のMF藤野あおばだ。初戦でも先発し、右ウィングバックとして攻撃的なプレーを披露していたが、第2戦では自らゴール。19歳180日でのゴールは、男女を通じて日本代表としてのワールドカップ最年少得点記録となった。
日本各地から称賛と祝福の声が上がる中、2晩過ぎてから控えめにSNSを更新したのが川崎だった。ツイッター公式アカウントで、秘蔵写真を公開したのだ。
小学生らしき子ども10人が、フロンターレの衝立の前で、2列になって写真に収まっている。クラブが紹介したかったのは、前列中央で笑顔を浮かべている子どもだ。
その子どもこそ、小学生時代の藤野だった。投稿によると、クラブの麻生スクールでサッカーをしていたという。「当時から抜群のスピードとテクニックで、コーチたちは「この子は将来なでしこジャパンになれる!!」と直感したそうです」との情報も記されていた。
藤野は現在、日テレ・東京ヴェルディベレーザ所属。小学校時代の南大沢FCから日テレ・メニーナ・セリアス、十文字高等学校へと進み、トップチームのベレーザに戻った格好だ。