7月28日、パリ・サンジェルマンとセレッソ大阪が親善試合を開催。ネイマールら強豪国の代表選手を揃えるスター軍団とどのような試合を見せるのか、多くのセレッソ大阪サポーターが駆け付けた。
キャパシティが大きなヤンマースタジアム長居とあって、集まった観客は3万2千人以上ではったものの、メインとバックを中心に空席が目立った。しかし、セレッソ大阪のサポーターが集まった北側のゴール裏は、ピンク色のユニフォームを着用したサポーターでビッシリと密集していた。
試合は先制を許したものの、前半のうちに同点に。後半に再び1点のリードを許すが、後半22分に北野颯太の鮮やかなゴールで追いついた。それをアシストしたのは渡邉りょう。実は彼は、23日に加入を発表したばかりの選手で、1週間前まではJ2藤枝MYFCに所属していた。つまり、この試合が“デビュー戦”だった。
ハーフタイムで多くの選手が入れ替わったものの、加入から間もない渡邉は後半15分からピッチに立った。しかしながら、瞬く間にサポーターの心を掴んだ。献身的なチェイシングを見せれば、さらに、積極的なシュート場面も披露。
アシストしたのも、そんな積極的な守備によって相手陣内右サイドの高い位置でボールを奪うや、すぐさまゴール前にクロスを送ったことで点数が生まれたのだった。