J2のジェフユナイテッド千葉が記念ユニフォームを発表した。クラブの歴史の重要な転換点となるシーズンを思い起こさせるデザインに、ファン・サポーターの心を掴んでいる。
千葉にとって、2003年は転換点となるシーズンだった。Jリーグ誕生から千葉県市原市をホームタウンとして活動してきたが、同年、千葉市を加えて広域化。2005年にはチーム名をジェフユナイテッド市原・千葉へと変更している。
また、このシーズンはピッチ上でも大きな変革がもたらされた年でもあった。旧ユーゴスラビア代表などを率いたイビチャ・オシム氏が監督に就任。チームに新しいサッカー哲学と向き合い方を注入し、まったく違う組織へと生まれ変わらせた。
韓国代表FW崔龍洙(チェ・ヨンス)、スロベニア代表DFジェリコ・ミリノビッチらを擁しながらくすぶっていたチームを、1stステージで3位、2ndステージで2位と優勝争いに加わらせた。オシム氏がサッカー日本代表監督に就任するまでの3年半で、まったく違うチームへ変貌したと言えるほどの改革が起きた。
今回クラブが発表したのは、その20年前に思いを馳せた記念ユニフォームだ。当時のように、エンブレムが胸部分の中央に据えられる。さらに、胸番号も復活するという。