7月20日、南野拓実が所属するASモナコはレアル・ベティスと親善試合を行った。結果は3-1でモナコが勝利。1ゴール1アシストを決めて勝利に貢献した日本人FWのプレーが話題だ。
南野がまず決めたのはアシストだった。それは、スコアレスで迎えた後半10分。モナコは、左サイドでボールを回して相手陣地へ迫る。その流れの中でパスをもらった南野はさらに左サイド深くにボールを出して、味方を走らせた。
すると、南野はすぐさまその外側をランニング。ちょうどこぼれたボールを回収し、そのままドリブルでサイドを駆け上がる。相手のペナルティエリア内へ侵入した背番号18は、GKに向けて優しくボールを転がす。それを走り込んだケビン・フォラントが流し込みゴールネットを揺らした。日本代表が先制点をもたらしたのだった。
南野のゴールシーンは、2-0でリードした後半31分の場面だ。モナコはGKからビルドアップを行う。パスを受けたDFは相手のプレッシャーが来ないのを見て、そのままセンターラインまで持ち上がる。そこからさらに相手ペナルティエリア手前まで運ぶと、裏へ抜けた味方にスルーパス。抜け出したFWはGKと1対1の局面でシュートを放つがこれは相手のファインセーブに阻まれる。
しかし、これに南野がいち早く反応。エリア内中央でこぼれ球を拾うと、左へ流れながら相手をかわしつつコースを作り、ゴールへ流し込んだ。