7月12日、天皇杯3回戦が各地で行われ、浦和レッズはモンテディオ山形と対戦した。
この試合は山形のホームスタジアムで行われた。平日開催とあってどのスタジアムも客入りに苦戦する中、NDソフトスタジアムに駆けつけた観客は6520人。両チームが地元同士で行われたFC東京と東京ヴェルディの東京ダービーを抜かせば、最多の観客数となった。横浜FM対町田ゼルビアという近隣クラブ間のカードや、J1クラブのホームスタジアムで行われた他の試合よりも多くの観客が訪れた。
その要因は、浦和レッズにある。日本屈指のサポーターを抱えるクラブだけに、平日に地方開催となったこの試合でも、チームを応援する熱量は変わらない。山形県内にあるスタジアムの一角を赤く染め上げたのだ。
このサポーターの熱量に、モンテディオ山形が反応した。クラブ広報公式ツイッターに、「【#浦和レッズ サポーターのみなさん】」と題して、メッセージと写真を投稿したのである。
メッセージは、「平日の夜に山形までお越しいただきありがとうございました。レッドに染まったゴール裏は、目に見えるサポーターのみなさんの数の何倍もの威圧感を感じました。スコルジャ監督が形容されたように特別なスピリットを感じさせる応援に感銘を受けました。浦和レッズのみなさんがこの先の天皇杯を勝ち進み続けることを願っております!」というもの。
そして写真は、赤く染まった浦和サポーターだ。この試合は浦和が山形に完封勝利していた。山形は敗れたにもかかわらず、「感銘」の気持ちを伝えたかったのである。