7月8日、J1リーグ第20節が行われ、パナソニックスタジアム吹田での一戦は、ガンバ大阪が1−0で京都サンガに勝利した。
勝点20で並んでいた状態で迎えた“京阪ダービー”。今季の両チームはルヴァン杯も含めて3度対戦して京都が2勝1敗でリードしていた。この日はスコアが動かない時間帯が長く続いた試合となったが、執念でこじ開けたのがG大阪のMF福田湧矢だった。
0−0で迎えた後半27分だ。GK東口順昭のロングキックをMFダワンが胸で前方に送ってFWイッサム・ジェバリが敵陣でボールをキープする。その流れの中で食野亮太郎からのパスを右サイドに開いた状態で受けたMF山本悠樹が、ゴール前へクロスボールを送り込んだ。
このクロスに反応したのが2人。ニアサイドで跳び上がったジェバリがボールに触れずにチャンスを逸したかに思えたが、ファーサイドに走り込んだ福田が、ボールが手前でワンバウンドしたところに頭から突っ込み、ダイビングヘッドの形でゴールにねじ込んだ。
リーグ戦では4月15日の京都戦以来、約3か月ぶりの先発出場となった24歳が、自身の今季初ゴールで試合の均衡を破り、チームを1−0の勝利に導いた。