7月8日、Jリーグ第20節が各地で行われた。川崎フロンターレはホーム・等々力競技場に横浜FCを迎えた。
川崎にとって何がなんでも勝ちたい試合だった。前節。名古屋グランパス戦は完封負け。いい流れで来ていた中での手痛い黒星だっただけにその流れを切りたかったこともある。また、横浜FCは1戦目で負けた相手でもあった。“ダブル”を献上しないためにも、ホームで白星以外は必要なかった。
その横浜FCを相手に川崎は2点を先制。いい流れで前半を折り返す。それでも勝利を確実にするため、後半も追加点を狙いにいった。それを決めたのが、瀬川祐輔だった。
後半22分に最初のカードとしてピッチに送り込まれると、後半44分に橘田健人からの縦パスを相手ペナルティアーク内で受ける。右足でトラップして前を向くと、目の前には相手選手が2人。それでも左足でシュートを放とうとするが、これはフェイント。見事な切り返しからボールを右足に持ち変えると、インサイドで奇麗な回転をかけたシュートでゴールネットを揺らしたのだ。