6月30日、J1第19節セレッソ大阪―アビスパ福岡が行われた。試合は福岡が1点を守り切り、アウェイで勝ち点3を得た。アビスパ福岡にとってJ1通算100勝目となったこの試合では、ゴール以外にも話題になったプレーがある。
そのプレーは1点をリードして迎えた後半40分の場面、自陣から相手陣内へクリアしたボールをルキアンが回収すると、福岡は再び自陣へ戻して組み立てる。左CBから左SBの前嶋洋太へボールが渡されると、前嶋は前方を見つめる。
すると、相手陣内の右サイドにいた佐藤凌我へ対角線のパスを送る。ボールは引き寄せられるように佐藤へ迫る。この背番号27は前を向きながら、吸い付くようなトラップでそのボールを足元へ収めた。
ボールを持った佐藤はそのままペナルティエリア右へ侵入。相手と対峙しながら中央に走って来た味方へ合わせるパスを送るが、これは相手DFがブロック。チャンスにはならなかったが、ロングパスとトラップで見せ場を作った。