J1のヴィッセル神戸がSNSを更新した。2人のビッグスターが出会う様子が公開され、驚きと感激の声が広がっている。
神戸は18日、ルヴァンカップのグループステージ第6節で、横浜FCをホームのノエビアスタジアム神戸に迎えた。残念ながら両チームはすでにグループステージでの敗退が決まっていたが、ともにシーズン後半戦の勢いにつなげるべく、力の入る一戦となった。
神戸が迎えたのは、対戦チームだけではなかった。かつて所属した「キング」がスタジアムを訪れていたのだ。
クラブは試合開始直後、ツイッター公式アカウントにある動画を公開した。そこに映し出されていたのは、キング・カズこと三浦知良だ。
三浦は2001年から4シーズン半、神戸でプレーした。2005年シーズン途中に移籍したのが、神戸がこの日に迎え撃った横浜FCだった。
三浦は今季、横浜FCからポルトガル2部のオリヴェイレンセに期限付き移籍していた。ローン期間が終わって帰国しているが、古巣との対戦という絶好のタイミングで神戸を訪れた。
そのキングを、レジェンドが迎えた。クラブが投稿した動画には、三浦とともに重要人物が映っていた。神戸からの退団を発表していた、アンドレス・イニエスタだ。
スタジアム内の通路で出会った2人は、言葉を交わしている。イニエスタの母語であるスペイン語と三浦がブラジル生活で身につけたポルトガル語は似ており、互いの言葉を話しても意思は通じると言われている。何よりも、2人のサッカー人としての言葉に、壁はないのだろう。
ハグと言葉を交わした後、三浦は大きな花束をイニエスタに手渡した。2人は肩を組み、笑顔で写真に収まった。