■「客観的に楽しめれば」
ちなみに谷口は、このエルサルバドル戦と続くペルー戦を楽しみにしていると話していた。カタールではサッカーについて「あまり比較できるものがなかった」からだ。
「代表としてまたプレーする中で、自分がどういうプレーができるのかというのを、客観的に楽しめればなと。そういったところを含めて、自分自身もどれくらい成長しているんだろうというのを確かめられる試合の一つになるのかなと思っているので」
エルサルバドル戦を前にそう話していた谷口は、いざ試合を振り返った時に「(成長した部分は)いやー、どうだろうな(笑)」と苦笑いしつつ「でも、自分の力の出し方というか。自分の特徴はこれだっていうものを持ちながらやれるので。そこはいい意味で頭の中が整理できているのかなと」と指摘。その上で、「久々に代表のユニフォームを着てピッチに立ちましたけど、もちろん緊張感もあったし、プレッシャーもありましたけど、それ以上の動揺はもちろんなかったですし、そういうところが良かったのかなと。頭の整理ができてきているのかなと思います」としていた。
手応えとしては悪くないようだ。
(取材・文/江藤高志)