6月10日J1第17節セレッソ大阪―ヴィッセル神戸の試合が行われた。試合は後半にセレッソが先制するも直後に神戸が追いつき同点のまま迎えた後半48分、劇的な逆転ゴールを決めたセレッソが好ゲームを制した。中でも劇的弾を決めたFW北野颯太のゴールが話題となっている。
後半48分、セレッソのゴールキックがセンターサークルを超えて相手陣内でバウンドする。DFの裏へ流れるボールをFW加藤陸次樹が追いかけるが、ここは神戸のGK前川黛也がカバーに出る。ペナルティエリア手前でバウンドしたボールを胸でトラップしてカットしたGKは、続けて持ち運ぼうとする。
しかし、タッチが大きくなったところを北野が狙っていた。すかさず前川にプレスをかけると、相手は体勢を崩して倒れる。ボールはU20代表の目の前に残された。18歳のFWは前川を避けると、そのままワンタッチでゴールを狙う。そして、ボールは神戸DFを超えて無人のネットを揺らしたのだ。
北野はこれがJ1で初めての得点となった。ゴール後には真っ先に小菊昭雄監督の元へ駆け寄る姿も捉えられ「一目散に小菊さんのとこへ向かっていくの泣ける」「迷いなく小菊さんのところに行くのまじで泣ける」と、感動するコメントも見られた。