「すごくクール!!」デンマーク代表がW杯初出場時に着用のユニフォームを復活! 「まさにクラシック」など賛辞が広がるの画像
デンマーク代表の記念すべきユニフォームが発表された 撮影/渡辺航滋(Sony α1使用)

 デンマーク代表の新たなユニフォームが発表された。サプライヤーの100周年の記念にも重なるワールドカップ初出場時の復刻ユニフォームに、称賛の声が広がっている。

 デンマーク代表にユニフォームを提供するヒュンメルが今回発表したのは、アウェイユニフォームだ。ホーム用ではないが、歴史がしっかり詰まっている。

 オリンピックでは何度もメダルを獲得していたデンマークだが、ワールドカップ初参戦は1986年のメキシコ大会が初めてだった。予選敗退の時期が続いていたが、7回目の挑戦で、ついに世界大会への出場権を獲得したのだ。

 W杯として初参戦となるメキシコ大会だったが、その2年前にベスト4入りした1984年のヨーロッパ選手権に続き、「ダニッシュ・ダイナマイト」の名をとどろかせることになる。決勝トーナメント1回戦でスペイン代表に1-5で敗れたものの、グループステージでは3戦全勝。優勝経験のある西ドイツ、ウルグアイも撃破している。

 その大会で、歴史に残る同国W杯初勝利を挙げた際に来ていたのが、アウェイユニフォームだった。スコットランドとの初戦で、エルケーア・ラルセンのゴールを守り切り、1-0で勝利。白主体のユニフォームで、初白星を手にした。

 今回復刻されたのは、そのアウェイ用のユニフォームだ。前面の左半分は白、右半分は白と赤のストライプ。肩にはヒュンメルの特徴である「くの字型」のマークが、当時と変わらずデザインされている。

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