6月4日、J1リーグ第16節が行われ、浦和レッズと鹿島アントラーズの一戦は0−0の引き分けに終わった。
埼玉スタジアムで午後5時キックオフとなった一戦は、前節まで浦和が2連勝でリーグ戦4戦無敗、鹿島も2試合連続引き分けもリーグ戦7戦無敗という好調なチーム同士の注目の対決だった。それだけに両チームのサポーターの気合の入り方も、いつも以上。気温25度の中、4万5575人の観衆が駆けつけたスタンドは、両軍のチームカラーである「赤」一色に染まった。
その中に、NMB48の元メンバーで、チームMの2代目副キャプテンの磯佳奈江がいた。試合翌日に自身の公式インスタグラムとツイッターを更新し、「お父さんが昔買ったユニフォームで埼スタへ」、「埼スタのゴール裏熱かった ゴールが見たかったよ」の文言とともに、鹿島のユニフォームに身を包んだ姿とゴール裏からの写真などを投稿した。
茨城県石岡市出身の磯は、小学生、中学生時代は男子に混じってサッカー部に所属していたという“元サッカー少女”であり、物心がついた頃にはカシスタジアムのゴール裏でチャントを歌っていたという生粋の鹿島アントラーズサポーターとしても知られる。
この日の「昔、父が買った」という着用ユニフォームは、鹿島がJリーグ史上初の三冠を達成した2000年当時のデザインのヴィンテージもの。胸元の「TOSTEM」のスポンサーロゴと右胸の「エネーレ」のロゴを輝かせながら、それに負けない麗しいピースサインを送っている。