6月11日、アルビレックス新潟に所属する伊藤涼太郎がJリーグラストマッチを迎える。この日に行われる京都サンガ戦を最後に、海外へと羽ばたくのだ。
シント=トロイデンVV(ベルギー)に完全移籍することが発表されたのは6月5日のことだった。新潟の攻撃陣をけん引してきた伊藤は、日本代表の招集も期待されるほどにその技術をJのピッチで披露してきたが、それよりも先に欧州の地で研さんを積むこととなった。
しかし、そんなテクニシャンもここまで順調に来たわけではない。多くのクラブを渡り歩き、やっとその才能を発揮する場所を見つけたのだ。浦和レッズ、水戸ホーリーホック、大分トリニータ、そしてアルビレックス新潟と、ここまで所属してきたクラブは4クラブ。しかも、浦和と水戸では2度のプレー期間がある。
そのうち、2020年から23年まで見せた圧巻のスキルを、DAZNが1本の映像で公開したのだ。9分19秒に凝縮された動画には、ドリブル、FK、パス、シュートなど、あらゆる場面が入っている。再生回数は16万回を超えるほどの反響となっている。