現地時間6月4日、ラ・リーガの最終節となる第38節が行われ、日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダが2−1でセビージャに勝利した。その中で、3試合連続でのスタメン出場した久保が披露した“70m高速ドリブル”が反響を呼んでいる。
1点リードで迎えた前半30分だ。相手FKがはね返ったボールを、自陣右サイドの低い位置で拾った久保は、そこからドリブル開始。前方に20mほど進んだところで、カバーに入った相手DFディエゴ・ホルミゴに追い付かれたが、対峙しながらもボールを運ぶと、センターライン付近で再加速して一気に縦に抜け出す。
そして、そのままスピードを緩めることなく相手陣の奥深くまで侵入。自陣のペナルティーエリアのラインから相手のペナルティーエリア手前まで、約70mの距離をたった一人で持ち運んで見せたのだ。
最後もドリブルで終わることなく、しっかりと中央の味方へ丁寧なラストパスを送った久保。ボールを受けたMFブライス・メンデスの左足シュートは、惜しくも相手DFの足に当たってゴールはなからなかったが、ソシエダの本拠地サポーターに加えてスペイン語の現地実況も大興奮だった。