6月3日、J1リーグ第16節が行われ、レモンガススタジアム平塚での湘南ベルマーレ対アルビレックス新潟の一戦は、2−2の引き分けに終わった。両チーム点の取り合いとなった中、アルビレックス新潟のブラジル人MFダニーロ・ゴメスが後半28分に見せたプレーが話題を集めている。
後半20分から交代出場したダニーロ・ゴメス。投入直後から右サイドの位置から精力的に動き回ると、出場から8分後のことだった。
自陣後方からDF千葉和彦がロングボールを送り込む。そのボールがやや大きくなり、右サイドのタッチラインを割るかと思われたところにダニーロ・ゴメスが反応。相手DF杉岡大暉と競り合いながら、絶妙のタイミングで体をうまく捻り、なんと背中でトラップ。ワンタッチで前方のスペースにボールを運んで突破して見せたのだ。
完全にフリーで右サイドを抜け出したダニーロ・ロペスは、そのままボックス内までドリブルで持ち込むと、今度は連続シザースからのカットインでカバーに入ったDF大岩一貴の背後を奪って左足シュート。惜しくも枠外となったが、一連のプレーにスタンドからは大きな拍手とともに「ダニーロ!ダニーロ!」の大合唱が沸き起こった。