■バチカンにもリーグはある

 モナコという国がいかに小さな国かということを実感できますが、それよりさらに小さいのが面積0.44平方キロというバチカン市国です。東京ディズニーランドより小さな面積です。

 ローマ教皇は中世には広大な教皇領を持っていましたが、イタリア共和国に吸収されてしまいました。しかし、1929年にイタリアの独裁者ムッソリーニ首相との間に条約が結ばれて独立国となったのです。国は小さくても、なにしろカトリック教会を統べる“神の代理人”ローマ教皇がいるので影響力は大です。

 ローマに行けば、必ずサンピエトロ寺院やバチカン美術館の観光に行くでしょうから、ツアーでイタリアに行ったことのある人ならすべてバチカン市国に足を踏み入れたことがあるはずです。サンピエトロ寺院の前の広場はもうバチカン市国領です。

 バチカンはFIFAにもUEFAにも(国連にも)加盟していませんが、それでもバチカンにもサッカー・リーグが存在し、各省庁の職員やスイス人衛兵のチームが試合をしているそうです。また、バチカン代表が編成されるそうです。こんど、バチカンに行ったらリーグ戦を観戦したいものです(もっとも、スタジアムは“国外”にあるようですが)。

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