世界には多くの国が存在する。大国もあれば、もちろん小国もある。ただし、小さいからといって侮ることはできない。蹴球放浪家・後藤健生は、もちろんスカウティング済みだ。
■南野が所属するチーム
ミニ国家のくせに、サッカーで重要な地位を占めているのがモナコ公国。そう、南野拓実が所属するフランス・リーグアンの強豪、ASモナコの本拠地です。
こちらは、面積が2.02平方キロと、東京23区最小の中央区の5分の1しかありませんが、大金持ちが数多く住んでいるため(所得税が安いからです)非常に豊かな街です。
この国の君主はグリマルディ家の当主が務めるモナコ公。
1922年に即位したルイ2世はスポーツ好きでF1のモナコ・グランプリを創設。当時、下部リーグに陥落して低迷していたASモナコを後援してフランス・リーグの強豪に育て上げました。そして、第2次世界大戦直前の1939年に建設されたスタジアムも公の名前を取って「スタッド・ルイ・ドゥ」と名付けられました(「ドゥ」は「2世」の意味)。