Ｊ２の清水エスパルスに、新勢力が台頭した。謎の「井林軍団」のグッズ化に、ファンから歓喜の声が相次いでいる。
清水は２８日の第１８節でツエーゲン金沢に３－０と快勝した。連敗を２でストップし、プレーオフ圏内の６位へと順位も上げた。自動昇格圏内の２位の東京ヴェルディにも、勝点５差に近づいている。
今季は開幕から６試合連続引き分けなど勢いに乗れなかったが、徐々に調子を取り戻そうとしているのかもしれない。監督交代という痛手も乗り越えて、チームの一体感がさらに増しているのかもしれない。
その清水の中でも、強い結束力を誇る謎のユニットがある。人呼んで「井林軍団」。ＳＮＳでじわじわと認知度を広げ、クラブもユーチューブなどで紹介するに至った。
その名の通り、ＤＦ井林章を中心とした「芯の強いブレない男たちの軍団」（クラブ公式ＨＰ）であるという。ただし井林は軍団の中では書記という位置づけで、リーダーはＭＦ白崎凌兵。ＦＷディサロ燦シルヴァーノが副リーダーを務め、ＤＦ菊地脩太は仮入部が続いている。謎の部分は多いが、４人は強い結びつきで互いを高め合っているようだ。
そのチーム力が表に出た。リーダーの白崎の誕生日に合わせ、他の３人がＴシャツを作成。その様子はクラブのユーチューブ公式チャンネルでも公開されているが、まさに膝を突きつけて話し合ってきた。
ようやく試作品ができあがっても、あまりに格好良すぎて「ダサいところが格好良いみたいな感じで」（ディサロ）と、デザイン修正を依頼。清水を愛する松原ミホさんによるイラストはもちろん、ロゴのフォントまで真剣に選び抜いている。背面の「＃井林軍団」の文字も、「シャツをインしても見えるポジション」と、こだわり抜いている。
