５月２７日に行われたJ１リーグ第１５節で、コンサドーレ札幌は１−２で名古屋グランパスに敗れた。ホーム・札幌ドームで悔しい黒星を喫した札幌だったが、その中でMF浅野雄也が見せた“ファントムドリブル”が話題となっている。
１点を追う前半１５分だった。味方のクリアボールがハーフウェーライン手前にいた浅野の元に転がってくると、そのまま前を向いてドリブルを開始。左足でのファーストタッチで寄せてきた相手２人の間に割って入って力強く前進すると、スライディングで防ぎにきたDFも一瞬で突破。そこからさらにスピードを上げて後ろから追ってきたDFを置き去りにし、約４５ｍを一気に持ち上がって見せた。
圧巻のスピードとともに、相手DFの動きを読んで一直線にすり抜けていく様子は、漫画『シュート！熱き挑戦』に登場する必殺技「ファントムドリブル」を彷彿とさせるもの。
最終的にはゴールに繋がらず、試合にも敗れて唇を噛んだ浅野だったが、自陣から１人でぶっち切ったドリブル突破は大きな話題となり、その能力の高さを改めて示すプレーとなった。
