5月27日、J1リーグ第15節として、京都サンガがホームに浦和レッズを迎えて対戦した。
この試合は、浦和は2-0で勝利。前半こそスコアレスで折り返したものの、後半7分に興梠慎三が先制点を奪うと、後半アディショナルタイムにホセ・カンテが追加点を決めたのだった。
この試合が初めての古巣戦となった選手がいた。浦和レッズで左SBとして出場したDF荻原拓也だ。2018年に浦和でプロ入りした荻原は、21年、22年と京都サンガに期限付き移籍。京都1年目は当時J2にいたチームのJ1昇格に貢献し、22年は京都にとって久々となるJ1の舞台での残留に貢献した。
京都ではJ1とJ2を合わせてリーグ戦61試合に出場し、経験を積んだことで今季、浦和に復帰。ここまでJ1リーグ戦11試合に出場している。浦和での年間最多出場数が2018年の8試合だったことを考えれば、この古巣でいかに大きく成長したかが分かる。
試合後、荻原は京都サポーターの元に挨拶に行った。古巣への挨拶というと1か所で済ませることが多い中で、サポーター席をグルリと回ったのだ。そして、サポーターの人とも直接やり取りする中で“ゲーフラ”を受け取るなど、濃い時間となった。