5月24日、北海道コンサドーレ札幌がJリーグ杯グループステージ第5節で、横浜FMをホームに迎えた。試合は0-0で折り返した後半に両チーム点の取り合いとなったが、3-2で札幌が撃ち合いを制した。
グループ首位を相手に勝利した試合の終了後、フル出場した18歳のDF西野奨太の行動が話題となっている。
バックスタンド前へ挨拶に来た選手たちは横一列に並ぶが、その中から西野が1人出て来ると手前の柵を超えてさらにサポーターの前へ近づく。
煽る太鼓のリズムを抑えるように両手を突き出すと、中央付近で左右にステップを踏む。そのまま膝を曲げて両手を下げ、鳴り続ける楽器の音とサポーターの声を1度深くためさせた。そして、声を上げようと膝を伸ばして両手を上げようとするが、彼はもう一度ためる動作に戻る。まさかの煽りフェイントにスタンドからは笑いが起こった。
西野は再び小刻みに左右を移動し、今度こそ高く両手を上げた。サポーターはためられた分も込めて、大きな声で勝利を祝った。試合後も観客を魅了した背番号47は、共に戦ってくれたサポーターへ手を振って、仲間の列に戻って行った。