5月19日、J1リーグ第14節が行われ、コンサドーレ札幌がホームで京都サンガに2−1で勝利した。勝ち越しのヘディングゴールを決めた札幌のFW浅野雄也に称賛の声が集まっている。
前半を1対1で折り返した後の後半27分だった。カウンターの応酬となった展開から、ピッチ中央でボールを受けたMFスパチョークから右サイドへボールが展開される。タッチライン際でパスを受けたMF金子拓郎は、相手DFとの1対1の状況から得意のドリブルで勝負を仕掛け、縦に突破した後に右足でゴール前に柔らかいクロスを送った。
ここで際立ったのが、浅野のオフ・ザ・ボールの動きだった。直前までボックス内で相手DFにマークされていたが、金子がキックの体勢に入る直前に鋭くバックステップを踏む。目の前にいたDFの視界から消えると、クロスが上がった時にはファーサイドで完全にフリーの状態になっていた。
そして最後は、身長173cmの浅野が、身長180cmの京都DF井上黎生人に競り勝つ形で頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。