5月14日、J1リーグ第13節が行われ、ガンバ大阪が埼玉スタジアムで浦和レッズと対戦した。1ー4で敗れた中で、FWイッサム・ジェバリの先制ゴールに対しては称賛の声が集まっている。
前半23分だった。自陣右サイドからDF半田陸がロビングボールを蹴り込むと、最前線のジェバリが相手DFショルツとの競り合いながら巧みなポストプレーでFWファン・アラーノにボールをつなぐ。ジェバリは、そのまま左サイドのスペースに抜け出してパスを受け直すと、ドリブルでボックス内に侵入しながらカットインして右足でシュート体勢に入った。
だが、対峙したショルツも簡単には抜かせない。それでもジェバリは“その上”を行き、ショルツが足を伸ばしてブロックに来たところでシュートをキャンセル。キックフェイントの形でタイミングをずらすと、すぐに右足で巻き込むようなシュートを放ち、ゴール右隅に流し込んだ。
チュニジア代表として、昨年末のカタールW杯にも出場した“世界を知る”ストライカー。今季からガンバ大阪に加入し、前節まで出場9試合で1ゴールのみと苦しんでいたが、その実力を再認識させるゴールだった。