5月16日、Jリーグ公式ツイッターに4月度のベストゴールが発表され、J1からはFC東京のFW渡邊凌磨の得点が選出された。
そのゴールが生まれたのは第8節のFC東京―C大阪の試合で、後半23分の場面。1点を追いかけるFC東京は自陣右サイドからDF中村帆高が相手陣内までボールを持ち運ぶが、守備のラインを整える相手チームに対して、有効なパスコースはないように見えた。
しかし、相手DF同士の間にできたスペースへ走り込んだ渡邊へ、中村はクロスのような早いパスを送る。そのボールを胸でトラップしたFWは次の瞬間、倒れ込みながらシュートを選択。ペナルティエリア手前から放たれたボールは回転を加えて、そのままゴール右隅へ決まった。
このゴールについて、槙野智章氏は「クロスを胸トラップしてのボレーシュート。このシーンを見た瞬間にこれしかない、と思った」、ワッキー特任委員は「超スーパーゴール!斜め後ろからの球を、スピード感がある中で胸トラップした一撃。力いっぱい振りぬかず適切なパワーで枠に持っていった」と、Jリーグ公式HPを通じそれぞれ称賛している。