5月13日、J1リーグ第13節が行われ、14位・アルビレックス新潟が2位の横浜F・マリノスをホームに迎えて対戦した。
直近のリーグ戦5試合で1勝1分3敗と厳しい状況の新潟はこの試合でも前半アディショナルタイムに失点。1点ビハインドで前半を折り返すが、後半12分に同点の場面が訪れる。MF伊藤涼太郎が冷静にゴールネットを揺らしたのだ。
そして、新潟は後半22分に逆転してみせる。しかも、見る人を驚かせる鮮烈なゴールでスコアをひっくり返したのだ。
そのスコアラーは、MF三戸舜介。プレスがハマって、横浜陣内の左サイドで新潟がボールを奪うと、相手陣内中央にいた三戸にパス。背番号14はこれを持ち運ぶが、相手DFが距離を詰めてこないと分かるや、右足を一閃。インステップで押し出すようにして放たれたシュートは、無回転の弾丸と化してゴール左上を射抜く。横浜GK一森純が一歩も動けない、圧巻のゴラッソだった。
三戸にとってのJ1初ゴールが、チームに勝ち点3をもたらしたのである。