現地時間4月29日のサウジアラビアのキングファハドインターナショナルスタジアム。そこには、遠く日本から駆け付けた浦和レッズサポーターが大勢いた。赤いユニフォームに身を包んだ12番目の戦士が、ピッチの上の選手と同じようにアジア王者に向けて戦ったのだ。
その試合後の観客席の様子を、地元メディアが捉えていた。長時間のフライトを経て、スタジアムで絶えず声を出していたにも関わらず、帰る際、サポーターはスタジアムのゴミを回収してきれいに掃除したのだ。
その様子が当該メディアの公式ツイッターで公開されると、なんと、43万回もの再生回数に。そして、現地ファンから以下のような称賛のコメントが寄せられたのだ。
「応援でも完璧なサポーターだった」
「尊敬すべき文化とサポーター」
「タイトルに値する」
「彼らはヒーローだ」
「文明の頂点」
中には「ゴミ袋も持参している」と、“掃除道具”を母国から持ってくることに驚く声があれば、昨年のカタール大会を想起して「W杯と同じ光景」とする声もあった。いずれにせよ、浦和サポーターを称えるものだった。