■眠るなんて、もったいない
幸い、僕は乗り物で移動するのが大好きです。
同業者の中には車内(機内)ではひたすら眠っている人が多いのですが、僕はなるべく眼を開けていることにしています。車窓からは様々なものが見えます。ましてそこが初めて訪れる土地だったとしたら、すべてのものが新鮮です。眠っているのはもったいない!
飛行機でも、下を見ていれば雲の切れ目から“絶景”が見えることがあります。
「空からの光景」で忘れられないものの一つに、インドネシア・パレンバンでの石油精製施設があります。僕は、それを見た瞬間にある「軍歌」を思い出しました。
2007年のアジアカップは東南アジア4か国(タイ、マレーシア、ベトナム、インドネシア)の共同開催でした。
イビチャ・オシム監督率いる日本代表はグループBに所属。ベトナムの首都ハノイのミーディン(漢字では「美亭」)スタジアムで戦い、グループBを首位通過したので、日本はその後の決勝トーナメントもハノイで戦うことになりました。準々決勝ではオーストラリアにPK戦でなんとか勝利しましたが、準決勝ではサウジアラビアに2対3で敗れて3位決定戦に回ることになったのです。