■4月19日/ルヴァンカップ第4節 浦和レッズ 1―1 湘南ベルマーレ(埼スタ)
ルヴァンカップのグループステージ第4節が行われBグループ勝点3で3位に位置する浦和レッズは、埼玉スタジアム2〇〇2に勝点5でグループ首位を走る湘南ベルマーレを迎えた。
浦和はリーグ戦では6試合負けなし(5勝1分)と好調な一方で、ルヴァンカップでは未勝利。直近の試合から中4日のゲームとなる中、直近のリーグ戦から先発11名を入れ替えて臨み、21歳以下のメンバーにはGK鈴木彩艶、MF早川隼平が名を連ねた。
フレッシュな顔触れとなっただけに、モチベーションが低いはずはない。アピールへの思いは極めて髙かったに違いないが、それが好パフォーマンスにつながると限らず、浦和は立ち上がりに主導権を握られた。
湘南が前線からのプレスで浦和のビルドアップを引っかけて、高い位置でボールを奪うと“縦へ縦
へ”と素早く浦和ゴールに迫る。3分にはMF岡本拓也が味方とのワンツーからペナルティーエリアに侵入。そのまま岡本がクロスを送るとファーの位置に飛び込んできたMF山田直輝が左足で合わせ、先制点を奪われる。
マチェエイ・スコルジャ監督は試合後に、「本日は悪い形でスタートしてしまった。早い時間帯に失点し、その後、リズムを作ることができなかった。全体でナーバスになっていた」と振り返る場面となった。
その後、浦和がボールを保持する一方でロングボールも使いながら、前進の機会を増やしていった。25分にはグラウンダーのパスを受けた早川が鋭いシュートを放つが相手キーパーの好セーブに遭う。
しかし42分、鈴木彩からのゴールキックにFWホセ・カンテが競り合い、流れたボールをMFダヴィド・モーベルグが拾ってドリブルで持ち運び、そのままシュート。一度はキーパーにブロックされたが、こぼれ球に反応した早川が左足で蹴り込み同点とした。早川は、これが17歳4カ月14日でのゴール。浦和での最年少ゴールとなった。