ポルトガルのサンタクララに期限付き移籍中のFW田川亨介が、2023年初ゴールを決めた。同国の名門を相手に、交代直後に結果を出した。
田川は現在、ポルトガル1部リーグでプレーしている。昨年1月、FC東京からの期限付き移籍で海を渡ったのだ。
シーズン途中の加入だったものの、昨年2月には交代出場したデビュー戦でいきなりゴールを決めた。昨季はリーグ戦12試合のみの出場ながら、5ゴールを挙げていた。
今シーズンは開幕戦からスタメンを張ったが、なかなかゴールは奪えなかった。名門相手に発奮したのだろうか。初ゴールを決めたのは、第9節のスポルティング戦。後半からの出場で、見事に期待に応えた。
状況的には、まるでデジャブだ。現地時間15日の第28節、スポルティングに並ぶ名門であるポルトのホームに乗り込み、田川は交代出場からゴールを決めたのだ。
2点を追う後半43分、田川に出番がやってきた。求められたのは、もちろん反撃のゴールを決めることだ。
期待どおりの活躍だった。交代出場からわずか4分後、田川がゴールネットを揺らした。スローインを受けてボールを落とすと、田川は足を止めずに相手ゴールに向かう。こぼれ球を拾ったチームメイトをしっかりと視野に入れ、ゴール前でぽっかり空いたスペースに入った。ニアサイドに入ったところでパスを受けると、左足でシュート。角度のない所からではあったが、逆サイドへと蹴り込み、ポルトガル代表GKジオゴ・コスタが守るゴールを破った。