4月15日、アルビレックス新潟が劇的な勝利を手にした。ホームにアビスパ福岡を迎えて対戦した試合で劣勢をはね返したのだ。
この試合で先制したのはアウェイチームだった。前半17分に得点すると、さらに同32分にも加点。ホームチームは2点ビハインドの状況に陥る。
しかし、その状況を打破したのが伊藤涼太郎だった。背番号13を背負うテクニシャンは、後半2分に直接FKを見事に叩き込んで1点を決めると、後半アディショナルタイムの90+3分には鮮やかなミドルシュートから同点弾をゲット。そしてさらに、90+5分に逆転ゴールを奪うのだ。
この場面では、新潟が猛攻を仕掛けていた。右サイドからクロスを入れるも、味方にヒットせずボールがこぼれる。が、その先にいたのが伊藤だった。ペナルティエリア内でそのこぼれを右足で叩くと、ゴールネットに一直線に向かったボールがきれいに突き刺さり、伊藤にとってハットトリックを達成すると同時に、新潟に逆転をもたらしたのだ。