FIFAワールドカップのツイッター公式アカウントで11日、17年前の日本代表のゴール動画が公開された。この日が誕生日だった元選手のゴールに、多くの人が思いを馳せている。
4月11日は、日本代表として活躍した玉田圭司さんの43歳の誕生日だった。この記念日に、FIFAはワールドカップでの玉田氏の雄姿を公開した。投稿されたのは、2006年のドイツ大会最終戦でのゴールシーンだった。
この大会に臨んだ日本代表は、過去最強との呼び声高かった。中田英寿はイタリアからイングランドへと戦いの場を移し、黄金世代と呼ばれた選手たちもピークの時期を迎えつつあった。
だが、初戦のオーストラリア戦で逆転負けを喫すると、第2戦のクロアチア戦ではスコアレスドロー。最終戦ではブラジル代表相手に2点差以上で勝つことが、決勝トーナメント進出の条件となってしまった。
ジーコ監督は選手の入れ替えも敢行し、母国の後輩たちとの一戦に必勝を期した。その期待を受けたのが、FWとして先発した玉田氏だった。
FIFAが投稿した動画には、日本代表だけではなくロナウジーニョらブラジル代表のスター選手も映っている。中田から出された縦パスを落とした玉田さんは、ゴール前へと動き出す。左サイドへ展開されたボールをボックス内へ呼び込むと、ニアサイドで直接シュート。得意の左足での一撃は、ゴール左上を強烈に射抜いた。