4月9日、アルビレックス新潟は首位を走るヴィッセル神戸と敵地で対戦。その中で見られたワンプレーが称賛されている。
ノエビアスタジアム神戸で行われたこのゲームで、“天才”がまたしても輝いた。新潟MF伊藤涼太郎が、そのテクニカルなプレーを首位チームにも見せつけたのだ。
それは前半40分過ぎのこと。敵陣左サイドにいた伊藤は、最終ラインからの縦パスを受けにハーフウェーライン付近まで降りる。その際、相手選手もついてくるのだが、背後から迫るその存在を察知すると、伊藤は入れ替わるようにして180度ターン。一瞬にして相手を抜き去り、前を向いて持ち上がったのだ。その後、右サイドに開いた選手にボールを出すと、パスを受けた太田修介はカットインしてシュート。これは枠を捉えることができなかったが、伊藤がマジカルなターンを見せたからこそシュートまで持ち込むことができたのだった。
新潟の攻撃をけん引する伊藤はこの試合にフル出場したものの、ゴールを導くことができずスコアレスドロー。チームとしては、勝点1を積み上げたのだった。